アニーリング(熱処理)
アニーリング(熱処理)とは、アクリル重合接着水槽の製造工程には欠かせない重要な工程です。様々な加工によって発生したストレスを緩和させ、接着強度をアップします。
恒温アニール炉(最大10.0×3.0×2.4H(m)の水槽が収納できます)
アクリル樹脂は環境条件によって表面に(まれに内面にも)クレージングが発生します。
「クレージング」とは、プラスチックの内面に応力があり、または外から応力が加わった場合に起こり、その応力を緩和させるために破壊などにつながる現象です。
アニーリング(熱処理)をすると、接着や様々な加工によって発生した応力を緩和し、クレージングの発生を抑えることができます。
重合接着をしても、接着後のアニーリングが適切に行われていないと、設計上の強度レベルに達せず、問題を引き起こす場合があります。
よって、重合接着水槽の製造工程において、アニーリングを充分に行うことが重要です。